むがしっこ

婆石

イラスト:婆石

むがし、むがし、山さこんびりしょって行ったババ、いでたず。

そのババ腰ぁわりぃババで、あんまりありってつかれだどごで、そごらの石さ腰おろして休むべぇど思って、「よっこいしょ」って腰おろしたど。へんですわってらっきゃ、けっつぁねぱって石がらはなれなぐなってしまったど。へんだどごで、その山ば、みんなして「バッコ石山」って呼ばってるんだ。

そのジャーンとたげぇバッコ石ば、神様どして祭るようになってな、九月二十四日になればそごさ行って、バッコ石の石さ、腰わりぃババどぁ、腰ばひっつければなおるって、さんけさ行ぐんだじゃ。

  【対訳】

むかし、むかし、山におやつを背負って出かけた老婆が居たそうだ。

その老婆は腰が悪く、長い道のりを歩いたので、その辺の石に腰おろして休もうと思い、「よっこいしょ」と腰かけた。そうして座っていると、お尻がくっついて石から離れなくなってしまったそうだ。(そしてそのまま石になってしまった)

そんな話のあるその山を、みんなが「バッコ石山」と呼ぶようになった。

そのジャーンと高いバッコ石を、神様として祭るようになり、九月二十四日になるとその山に行き、バッコ石の石に、腰の悪い老婆達が、腰をひっつければ腰が良くなる、と参詣しに行くんだとさ。

 【解説】

婆石(現在の地名は婆古石山=ばっこいしやま)は、八甲田連峰のうちの一峰です。国道394号線津軽方向へ、七戸町営スキー場を過ぎたあたりにあります。

場所は定かではありませんが、同町内に、おじいさんが石になったという「ジッコ石」の伝説もあります。

なお、この付近に、知る人ぞ知るそばの名店「婆古石」があります。

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